手元に少し古い本があります。
昔読んで放置していた書籍で、整理方々再読しました。
2冊ありますが、内容は一部重複するものです。最初に「資産運用の教科書」、その後「投資の教科書」が出たようです。
いずれも、アメリカで高校生等の若年層に経済というか金融商品等の知識を授ける内容。日本とは異なる環境で、経済的に道を踏み外さないように教育するためのものがベースです。
そのため、若干分かりにくい部分や、古い内容も含まれていました。
時代が10年程前のため、今読むとちょっとしたタイムマシン気分も味わえます。株価や為替の話など、過去を知る意味でも面白いでしょう。
全般的な内容は初心者向けです。
私が再読した範囲で、記憶していなかった内容や、参考になった部分もありました。主に日銀絡みで。
もちろん、知っているつもりになっている要素もあるでしょう。よく理解しているかどうかは気にしていません。というか、気にしても仕方がない。
初心者向けにインパクを与えるため、複利で長期間運用することをプッシュしています。一理ありますが、今どきそんな悠長なのはどうでしょう。
高い利率での運用は現実的ではないし、長期投資も危険が伴う。特に、日本の場合はリスク高そうです。
為替の話も強めにプッシュされていました。
また、金利やインフレも。これらは、あまり意識されないけど、気がついたら損していることや、不利になるケースもある。
注意喚起としては適切です。
私は、この本を読んで短絡的に株取引をしようとは思っていません。あくまでも初心者向けの基本が書かれた書籍として読んだだけです。
また、仮にその手の本があったとしても読まないでしょう。
具体的な手法とか、そんな都合の良い話はないです。
どの業界でも、プロの何とかというネタは多い。でも、プロだからといって、利益を出せる保証はありません。特にこの手の世界では。
くだらない予測や、変なテクニカルチャートなど無意味です。信じるものは騙されるだけ。